2013/11/03

Office 2013 クイック実行 Office 展開 - 3

インストールとアンインストールができたので、Office の更新バージョンの運用。
<Configuration>
  <Add>
    <Product ID="O365ProPlusRetail">
      <Language ID="ja-jp" />
    </Product>
  </Add>
</Configuration>
とすれば、展開時最新の更新バージョンでインストールされるが、意図的にバージョンを指定するときなどについてなど。


インストール時の更新バージョンを指定するには、Add 要素の Version 属性で指定する。
<Configuration>
  <Add Version="15.0.4420.1017">
    <Product ID="O365ProPlusRetail">
      <Language ID="ja-jp" />
    </Product>
  </Add>
</Configuration>
そして、すでにインストールされている環境に対し強制的に更新バージョンを指定するのには、ForceDowngrade 属性を使用する。
<Configuration>
  <Add Version="15.0.4420.1017" ForceDowngrade="TRUE">
    <Product ID="O365ProPlusRetail">
      <Language ID="ja-jp" />
    </Product>
  </Add>
</Configuration>
ただ、このままではOfficeの更新が有効となったとき最新のバージョンへ更新されてしまうから、Updates 要素を追加し TargetVersion 属性で更新バージョンを指定する。また、Enabled 属性で更新の有効 / 無効を設定する。
<Configuration>
  <Add Version="15.0.4535.1004">
    <Product ID="O365ProPlusRetail">
      <Language ID="ja-jp" />
    </Product>
  </Add>
  <Updates Enabled="TRUE" TargetVersion="15.0.4535.1004" />
</Configuration>
アップデートも用意したリポジトリを使用する設定には、UpdatePath 属性を使用する。
<Configuration>
  <Add SourcePath="\\ServerName\SharedFolderName\" Version="15.0.4535.1004">
    <Product ID="AccessRetail">
      <Language ID="ja-jp" />
    </Product>
  </Add>
  <Updates Enabled="FALSE"
           TargetVersion="15.0.4535.1511"
           UpdatePath="\\ServerName\SharedFolderName\" />
  <Logging Name="OfficeSetup_*.txt" Path="%temp%" />
</Configuration>

あとは、更新バージョンを上げるときどうするか。更新バージョンを指定したセットアップを仕掛けるか、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Office\15.0\ClickToRun\propertyBag の updatetoversion を更新してもよさそうなのだけど。

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